膝関節水腫とは?
膝に痛みを感じる方に多くみられる膝の水。
どうして水がたまるのか?どう対処すればいいのか?
簡単に紹介していこうと思います。
そもそも膝の水って何?
関節は動作をスムーズに動かすために様々な組織が存在しています。
表面は滑走をよくするためにツルっとした軟骨組織に覆われ、曲げ伸ばした際のクッションの役割を持つ半月板。
関節を包む関節包の内側は滑膜という滑らかな膜で覆われています。
その滑膜から潤滑油としての役割を持つ滑液が分泌されます。
この滑液が膝にたまる水の正体なのです。
どうして膝に水がたまるの?
滑膜はその都度新しい滑液を産生・分泌し、古くなった滑液を排泄する役割があります。
なんらかの原因によって滑液の分泌と排泄のバランスが崩れると
膝関節に水がたまってしまうのです。
膝に水がたまる原因って?
膝に水がたまる原因は変形性膝関節症や関節リウマチなど様々ありますが、ほとんどの場合は炎症反応によるものです。
炎症反応は火事をイメージしていただくと理解しやすいと思います。
炎症による熱(火)を引かせるため滑液(水)を過剰に分泌し炎症を抑え込む反応が起こります。
膝の水の対処法は?
必要以上に膝に水が溜まっている場合は整形外科で水を抜くようにしましょう。
ただし、膝の水を抜いたとしても根本的な原因である炎症反応を抑えなければ、再び熱を下げるために水が溜まってしまいます。
炎症の原因を正しく判断し適切な治療を選択する必要があります。
当院ではエコー検査を用いてどの組織が原因なのかを判断し、一人一人に合ったメニューを提案させていただきます。
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